映画「おみおくりの作法」を観ました。
地味な作品ながら大ヒットということです。そのおかげで、近くの映画館で2週間限定上映となり、観ることが出来ました。
いい映画です。年に数十本観ても、観てよかったなぁと思える作品て少ないものですが、観てよかったと思いました。
主人公の仕事は、担当区域でひとりきりで亡くなった人を葬ること。持ち物から、身内や知り合いを探し、お葬式の日にちを伝え、出席してもらえないかと頼みます。出席者がいなければ、その人の人生を想像して心のこもった弔辞を書き、たった一人で出席するのです。
そんな主人公の日々と最期までが描かれます。
誠実に生きた人を讃え、讃えられる人生を賞讃している映画です。
この作品が多くの人の心に響くのは、多くの人が、損得じゃなく、こんなふうに生きたいと思っているからです。
ただ、素晴らしい映画ですが、邦題はダメです。
一生懸命考えたのが伝わってくタイトルですが、映画の主題には外れているし、「おくりびと」を狙った感じも嫌らしい。このインターネットの時代に、タイトルで客を釣るようなのって効果あるんでしょうか。原題は「STILL LIFE」
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