2015年10月11日日曜日

稲刈りが終わったばかりの田んぼに感じる寂しさ

我が家のすぐ近くには、田んぼが広がっています。
稲刈りはほぼ終わり。

稲刈りが終わったばかりの田んぼの景色って、ほんと寂しい気持ちになります。
これほど寂しさを感じさせられる景色って、他にあるだろうか。
なんで寂しいと感じるのだろう。
確かに景色自体が殺風景で、物悲しさがある。枯れた切り株だけが残された静かな光景。様々な生き物たちも、いつの間にか、いなくなっている。
季節の順序的な寂しさもある。稲刈りが終わると、日一日と寒くなって、あっという間に冬がやってくる。
だけど、稲刈りが終わったばかりの田んぼに感じる寂しさって、年々増していく寂しさだ。自分が年をとるほどに強く感じるようになっている。子供の頃は寂しいなんて感じなかったし、20代の頃も、たいして感じていなかったように思う。
ずっと前から続いていて、これからも続いていくだろうものから、人生の残りを感じるから寂しいのだ。
僕の親の歳になると、どう感じているのだろう、と思う。

年と共に寂しさが増していく景色は、年と共に愛おしさが増していく景色でもある。


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